大阪に生まれて20年、人生で初めてひらパーに行ってきた。

 

大阪で生まれ育ってもう20年経ちますが、20年目にして初めてのひらパーでした。

 

正直、中学生の頃までずっとひらパーはディズニーとUSJに並ぶ日本三大テーマパークだと思ってた。本気で。(だって大阪ではCMいっぱいやってるんだもん!)歳を重ねていくうちに、ひらパーは日本に数あるローカル遊園地のひとつでしかないことに薄々気づいてはいたんだけれど、それでも全国的に知名度は高いほうだと思ってた。神奈川県出身の大学の友人に「そういえばひらパーってなんなの?芸人の名前?」って言われて初めてひらパーが本当にローカルなことに気づいた。軽いショックだった。

けど、ひらパーには行ったことがありませんでした。(矛盾)

世間的にはひらパー=菊人形っていうイメージかもしれないけれど、わたしの中ではひらパーといえばヒーローショーっていうイメージが強くて、特撮ヒーローに特に興味のなかったわたしは子どもの頃にひらパーに行きたいと言うこともなかった。中高生のときはわざわざひらパーに行くならどう考えてもUSJに行くほうがいいと思ってたし(実際にUSJのほうが遥かに自宅から近かった)、つまり今までわざわざ枚方にあるローカル遊園地に行く理由がなかったわけです。

そんなわたしが何故わざわざひらパーに行くことになったのかというと、そりゃもちろん園長の100万人ミッションですよ。

岡田准一という大阪(枚方)が誇るスーパージャニーズアイドルが超ひらパー兄さんに就任することになって、それはそれは大盛り上がりしたわけです。ジャニヲタであるかないかなんて関係なかった。岡田准一が二代目ひらパー兄さん就任というのは大阪府民にとってのビッグニュースだった。ので、何度かその流れに乗ってひらパーに行こうと友達と予定を立てました。が、すべて雨で流れました。(友達が自他共に認める雨女だった)

だから、一度も行ったことがなかったわけです。いつの間にか園長に昇格してて、100万人ミッションが発表されて、「あぁひらパー行かなきゃなぁ」とずっと思ってたら、いつの間にか期限間近になってた。わたしはいつも大学へ通学するのに京阪電車を利用してるんだけど、改札からホームへ降りる階段の頭上にドでかいひらパーの広告があって、岡田准一改め園長に「みんな、年間100万人とわいの園長継続の件、すっかり忘れてへん?」と心に訴えかけられる毎日を過ごしていたらあっという間に2月になってしまいました。

で、さすがに大阪在住のファンとして100万人ミッションに貢献しないわけにはいかないと思って、岡田担のフォロワーさんと共にひらパーにスケートをしに行こうということになったわけです。前置きが長い(笑)

今は引っ越した都合で逆方面の電車に乗ってるけれど、大学1回生のときは大阪から京都方面への京阪電車に乗ってて、いつもひらパーの最寄である枚方公園駅を通って車窓からひらパーを眺めるという通学生活を過ごしていました。特急は枚方公園駅には停車しないので枚方に降り立つこともなかった。けれど、あれから約1年、やっと、わたしは枚方公園駅で下車しました。

で、まず、降りてホームから改札へと向かう途中でこんな看板を発見。

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わかりづらい(大声)

改札を出て無事に岡田担のフォロワーさん(ひらパーの年パスを持つ強者)と合流して、「ひらパーはあっち!」と言われるがままに彼女の後をついていきます。で、気づいた。

家ばっかじゃね?

遊園地ってもっと土地を切り開きました!みたいなところにあるもんだと思ってたから(USJ埋立地で周りなんにもないし)、生活感漂うその雰囲気にちょっとびっくりした。本当にこんなとこにひらパーあんの?って。おばあちゃんちがありそうな感じ。

まあそんな住宅地をちょっと進むと、いきなり目の前に現れます。

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はい!我らがひらパー!(帰り際に撮影したので逆光ですごめんなさい)

入口で入園料とスケート入場料、スケート靴のレンタル料金を払っていざ入園!…してびっくりしました。人いなくね?(笑)平日ということもあってかちらほらと家族連れを見かけるくらいでした。待ち時間ゼロは本当だった。

フリーパスは購入していないのでそのままスケートリンクへ一直線。リンクへ入ってまたまたびっくり!今度は人がいっぱい!(笑)リンクは家族連れや若い人たちで大賑わいでした。枚方パーカーをきた女子高生らしき子たちやアイマスクつけてるお兄さんたち、カップル、学校帰りの高校生、春休み満喫中の大学生(わたしたち!!)などなど、本当に賑わってました。あとスケートのうまいおっちゃんたちはどこのスケートリンクにもいるものなのかな?ひらパーにも3人程いらっしゃいました。スケートのうまい子どもたちと追いかけっことかしててすげぇ楽しそうだった。前方に滑ることしかできないわたしにはその追いかけっこに加わるなんてもってのほかだった。

リンクではずっと音楽がかかってるんだけど、三代目のR.Y.U.S.E.I.がかかった途端、色んな人が踊り始めたのには笑った。案の定みんなこけてた。

リンクは2つあるので賑わっててものびのびと滑ることができました。1年ぶりのスケート堪能した~!普段使わない筋肉使ったので翌日筋肉痛になったことは言うまでもなく。 

リンクの営業があと数十分で終わる頃に引き上げて、せっかくだからなにかアトラクションに乗ろう!ということで、岡田担の彼女に「一番怖いのってどれ?」と訊くと「メテオ!」と即答。500円払ってメテオ(フリーフォール)に乗りました。もちろん待ち時間ゼロ(笑)。上がって1回落ちるだけ(結構高かったので怖かった)で、あっという間に終わってしまったけれど、アナウンスの声が岡田氏だったのでこの声聞くためだけに何回でも500円払えるわ~!って思った。1回しか乗らなかったけど(笑)

 

最後にはもちろんこれも書いてきました。「V6のコンサート」はみんな書いていると思うので、夢はでっかく。

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ほら、か、か、書くだけはタダでしょ……???(震え声)

 

ちなみに、例のスケートのうまいおっちゃんに「こんなとこに女の子ふたりで来たらあかんで!遊園地は男と来ないと!」って言われて見知らぬ人に心えぐられたのはいい思い出です。(泣いてる)

ジャニーズWESTがゲストの回のVS嵐を見た

 

とうとうこの日がやってきた。

 

関ジャニズム@京セラの終演後、高校時代の友人(エイター)と「WESTもこっち側(ジュリー側)に来てくれたら多分すぐ落ちるのになぁ~」って話してた。うん。はやかった。約1ヶ月後にはVS嵐での共演のお知らせ。泣いた。

「こっち側に来てくれたらすぐ落ちるのになぁ」っていうのは、裏を返せば「落ちてしまうからこっち側には来ないでくれ」っていうことであって、デビュー後、飯島班かジュリー班か微妙なところにいたジャニーズWESTもまあ嵐やV6とのがっつりとした共演はしばらくないだろうと思ってた。だから大丈夫だろうって。

 

うん。大丈夫じゃなかったよ。

 

わたしは嵐担になる前はがっつりエイト担で、まあ今はどうかわかんないけど当時はエイトを応援するってことはもう関西ジャニーズJr.を応援するっていうことのようなもんだったから関ジュも応援してた。ちょうどB.A.D BOYSの時代かな~。だから、しばらくは関西からデビューはないだろうけど、もし次があるならB.A.D BOYSだろうって思ってた。でも、エイトを降りて、関ジュも追っかけなくなって、関西のことがさっぱりわかんなくなって。それでも、関西で着々と実力をつけて、レギュラーで番組に出たり、ドラマに出たりする姿を「頑張れ~」ってお母さんにように見守ってた。わたしの方が年下だけど。

だからデビューが決まったときはすごく嬉しかったし、まあ4人がどうとか7人がどうとかそういうのは全然わかんなかったけど、頑張れって思ってた。でもそれだけだったんだよ。

でも、12月に放送されたFNS見て「あれ?重岡こんな可愛かったっけ?」って思って、リトルトーキョーライブのディズニー回見て「あれ???小瀧ちょーかっこよくねえか?????」ってなって、そうやってじわじわジャニストがきてたときにVS嵐に出演というトドメですよ。

 

で、ここからVS嵐の感想なんですけど。

あれですか?ジャニストは本当にデビュー1年の新人アイドルなんですか??????

フレッシュ感全然ないよ!!!トーク回すのうまいよ!!!!キャリア積みすぎ!!!!コント臭しすぎ!!!!!

でも、あの、ジャンピングシューター見てやっぱ若いんだなぁって思った。ゲーム後の疲れ具合が嵐と全然違った(笑)

あと、重岡が憧れの先輩はマルって言ってたのなんか微笑ましかった。重岡ってわたしの中ではジャニーズWESTの絶対的センターっていうイメージなんだけど、そういう人がマルに憧れてるって面白くない???ジャニストってどこ目指してるの????(笑)

ジャニストって、エイトと違ってパッと見はスタイリッシュ関西人だなぁって思ってたけどいざ喋るとあれだね、愛すべきおバカさんたちの集まりだね…??もしかしてツッコミって淳太だけなのかな????すごい大変そうだね?????そんな淳太が最後に「僕がジャニーズWESTという大家族を養っていきます」って言ってたのすげーかっこよかったし、たくましかったよ…。頑張って育ててあげてね…。

 

というわけで、勢いでジャニーズWESTのアルバムを買ってしまいました。これからどうなるか、わたしにもわかりません。

 

V6を知らないあなたへ

20周年のアニバイヤーを目前に、最近V6のことをageるような記事が増えてきて、いいぞ!もっと業界の人V6のこと好きになれ!!って感じなんだけど、その流れに乗ってまるで息をしてなかったかのような時期にV6のことを気になり始め、結局その沼に落ちてしまった私の視点からV6のステマ記事を書いてみようと思う(笑顔)。

以前にも書いたことがあるけれど、わたしは小学生のときにジャニーズを好きになり、You&J~嵐と応援してきて、2010、11年頃からV6を気になり始め2013年の半ばごろから本格的にV6の沼へと転げ落ちた。その経緯については以前詳しく書いたのでここでは割愛するが、V6のファンになって驚いたことは、ジャニヲタ界隈と世間とのV6の評価に対するギャップである。他担であろうと、ジャニヲタには割と今のV6の活躍が浸透しているような気がするけど、全くジャニーズに興味のない友人にV6の話をすると「V6って今何してるの?」と100%の確立で言われる。別に話を盛っているわけじゃなくて、本当に100%の確立で言われる。でもみんなが言うように、確かに、グループでの活動は他グループに比べると断然低いかもしれないけれど、でもその分個々での活躍は目覚ましいものがある。その活躍がグループに還元するものは非常に大きい。個々がそれぞれのキャラを確立させ、外で頑張り、グループに帰ってきたときに見せる甘えた表情やアットホームな空気はジャニヲタを震わせる何かが存在する。V6は、萌えの宝庫だ。

 

トニセンとカミセン

V6の魅力を語るとき、わたしが一番に挙げたいのは、V6というグループの中に20th CenturyとComing Centuryという2つのグループが存在することである。このとき、2つの"ユニット"ではなく、2つの"グループ"であることを強調しておきたい。この2グループは、つまり年上3人の年長組と年下3人の年少組という分け方ができるが、決して期間限定や企画的要素を持って作られた"ユニット"ではなく、1アイドルグループとして地位を確立させた"グループ"なのである。他のジャニーズグループにもグループ内ユニットは存在するけれど、トニセンとカミセンはその枠には収まりきらない。シングルやアルバムをリリースし、全国ツアーも何度も行っている。世間的にもトニセン・カミセンとしての認知度は一定層には浸透しているし(今の中高生はきっと知らないんだろうな)、その活動は立派な1つのジャニーズグループと言えるだろう。持っているスキルはジャニーズ1といっても過言ではないのになぜか真面目に全力でふざけたがるトニセンと、バリバリの昭和生まれなのに全くそれを感じさせない平成感をまとったザ・ジャニーズアイドル・カミセン。この2グループには、それぞれV6として活動するときとは違ったカラーが存在する。V6として歌う楽曲と、トニセン・カミセンとして歌う楽曲の雰囲気やジャンルは別のものだし、それぞれの見せるパフォーマンスも全く違うものになる。V6として活動するときは中間管理職的立場にある井ノ原さんはトニセンとしているときは一番年下で、言葉数もさほど多くはなく(それでも3人の中では一番喋るけれど)、バリバリの末っ子感を醸し出してるし、一方でV6ではやんちゃ坊主っぷりが可愛い森田さんもカミセンとしているときは一番年上で、そのしっかりとした雰囲気はかっこいい以外のなにものでもない。事務所を一度辞めたり、しばらく仕事から干されたりとその長い下積み時代の苦楽を共にしてきたトニセンと、大した下積みも経験できずにデビューすることになり、その痛みを共有してきたカミセン。どちらかというと、V6というグループにトニセンとカミセンが存在するのではなく、トニセンとカミセンが合わさってV6になる、といったほうがニュアンスはあっているのかもしれない。それほど、V6にとってトニセン・カミセンというグループが存在するのは重要な事実なのである。

V6というグループを応援しながら、トニ・カミの2グループも応援できる。それはまったく別の3グループを応援しているような気分になれるし、V6というグループの柔軟性を実感することができる。それは、V6の最大の武器だと私は思う。

 

楽曲のクオリティ

わたしがV6に興味を持つようになったキッカケはREADY?に収録されているwillを聴いたことなんだけれど、自分の記憶を辿ったとき、一番最初に「あれ…?V6ってもしや…???」と一目置く存在になったキッカケは2005年発売のOrangeで(以前にも書いたけど本当にこの曲が好きだった)、結局、わたしがアイドルを好きになる一番の理由は楽曲なんだなと思ったんだけれど、V6はジャニーズの中でもトップクラスで楽曲のクオリティを重視しているのではないかと思う。


V6「kEEP oN.」西寺郷太&corin.インタビュー (1/4) - 音楽ナタリー Power Push

ここで、ファンの間では有名なナタリーの記事をペタリと貼っておく。「にしこりコンビ」としてV6の楽曲制作に携わった西寺郷太さんとcorin.さんのインタビューで、この記事にも出てくる38枚目のシングル「Sexy.Honey.Bunny!」あたりから「おいおい、V6どうしたんだ!?」みたいな空気が一部界隈にはあって(わたしもバリバリを聴いたときはさすがにびっくりした)、kEEP oN.を聴いたときにはとどめを刺されたな、という気分だったんだけれど、それは本人たちが狙ってやったことなんだと初めて知ったとき、ジャニーズって楽曲制作にそこまで深く関わるのか、と単純に驚いたし、そこまで楽曲にこだわるV6に侮れないな、という印象を持った。わたしはあまり音楽に詳しい方ではないけれど、わりと早い段階でEDMを取り入れていたように感じるし、何度聴いても飽きない、むしろ聴けば聴くほどその良さがわかるいわゆるスルメ曲が多いような気がする。コアな音楽ファンがV6の楽曲をプッシュしているのもよく見かけるし、V6の楽曲のクオリティの高さはジャニーズナンバーワンといってもいいのかもしれない。

ここで、わたしがV6の中で好きな楽曲について数曲語ってみようと思う。ただの自己満足なので鬱陶しかったらとばしてほしい。ちなみに最近ヲタになったド新規だからV6の全楽曲を網羅できているわけではないので、かなり偏っていると思うけど許してくれ。

You know?
way of life

way of life

 

 ひたすらにかっこいい。ギターがガンガン鳴ってるロックテイストな男らしい楽曲で、Bメロからサビへの流れが大好き。大サビでメロディラインが上にあがるのがたまらない。

will
READY?(初回生産限定盤)(BONUS CD盤)(ジャケットB)

READY?(初回生産限定盤)(BONUS CD盤)(ジャケットB)

 

このアルバムが、この楽曲がなければわたしはきっとV6をこんなに好きになることはなかったと思う。サビがユニゾンじゃないことがわたしにとってはすごく新鮮で、その後ろでメンバーのハモりやフェイクが重なっているのが楽しい。冒頭に剛くんソロを持ってきたのは秀逸だと思う。作り上げられた世界観が素敵。ちなみに、READY?はわたしの中での名盤。

INNOCENCE / 20th Century
Orange (通常盤)

Orange (通常盤)

 

ユメノサキ(@Voyager)と悩んだ末にこちらを。爽やかさに切なさを含んだメロディーを歌い上げるトニセンが大好物なので。

特別な夜は平凡な夜の次に来る
∞INFINITY~LOVE&LIFE~(CCCD)

∞INFINITY~LOVE&LIFE~(CCCD)

 

 10年以上前の楽曲だなんて思えない。今年リリースしましたと言われても違和感のない楽曲。まず曲名が素敵すぎるだろ。「秋の気配が」って歌ってるけどなぜかクリスマスに聴きたくなる。で、泣く。

Voyager~ボイジャー
Voyager(初回限定盤B)

Voyager(初回限定盤B)

 

willだのOrangeだのいろいろ言ってたけど、わたしのなかでのV6のナンバーワンソングはこれ。もうまずイントロが好き。まるでパラレルワールドにいるような気分になれる。タイで撮影されたPVも合わせて見てほしい。この楽曲の世界観が詰め込まれてて、ほんとうに素敵な映像になっているので。この曲を聴くと「どこまでだって僕らは行ける 何者にでもきっとなれる」本当にそんな気がするから不思議。

本当はもっとたくさん好きな曲があるけれど、ピックアップするとこんな感じ。とにかくREADY?とVoyagerを聴いてほしい。この2つは譲れないわたしの中での名盤。

V6の楽曲性を語るとき、外せないのはメンバーの歌声について。これについては話し出すとキリがないので割愛するけれど、近年の楽曲を聴いてみると、ウィークポイントともとれかねないその特徴ある歌声を見事にうまく活かしている。バラードも、ジャズも、ロックも、エフェクトをかけても映えるその歌声の幅の広さはV6の楽曲における最大の魅力だと思う。

魅せるパフォーマンス

歌やダンスで楽曲を最大限に魅せるそのパフォーマンスは、V6が一番誇るべきストロング・ポイントだと思う。V6と言えば「難易度の高いアクロバット」というイメージがあるけれど、それを封印した今でもパフォーマンスは何一つ劣っていない。一糸乱れぬ息のそろったダンスに、美しいフォーメーションチェンジ。それはまるでひとつのショーのようで、見ている側はそのパフォーマンスに見入ることしかできない。指の先、足の先まで意識された細かいダンスは凡人には唸ることしかできず、もはや見ていて何がどうなっているのかわからない。テレビで放送された映像だと、少年倶楽部プレミアムでのパフォーマンスが一番V6のよさがわかると思う(その洗練されたカメラワークには感謝しかない)。少プレで披露されたwillやFLASH BACKのダンスには脱帽する他なく、踊ることに強いこだわりを持って約20年活動してきたグループの魅せるパフォーマンスにただただ圧倒されるばかりである。

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! [DVD]

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! [DVD]

 

もはや伝説と化しつつある2011年のSexy.Honey.Bunny!ツアー、通称セクバニコン。とにかく見ればその凄さがわかると思う。とにかく見てくれ。何も言わず見てくれ。だまされたと思って見てくれ(必死)。360°ステージで魅せるそのショーは、プロ以外のなにものでもない。ジュニアをつけず、かつ四方八方が正面になりうる360°ステージという難易度の高いコンサートをこんなにも素晴らしいショーに仕上げたV6に落ちないわけがない!!!アクロバットというかつてのV6にとっては最大であっただろう武器を封印しても、ここまで魅力的なパフォーマンスができるのは現在のV6の最大のストロング・ポイントであり魅力である。もうこれはどのグループにも真似できない最大の強みだと思う。

メンバーの関係性

櫻井翔はかつて嵐の魅力のひとつに「年齢が近いこと」を挙げていたが、逆にV6の魅力は「年齢差があること」だと思う。V6の最年長と最年少はジャニーズの中でも最も年齢差が大きく*1、デビュー当時はそれがグループとしてのひとつの悩みの種だったようだけれど、キャリアを重ねた今はそれがV6のひとつの魅力として輝いているように思う。一言で表すならまさに「家族」で、坂本・長野は1歳しか変わらないのに対して長野・井ノ原には4歳という年齢差が存在する。この2人の年齢差がV6をまとう「家族」の雰囲気の大きな要素になっているんだろう。一人前になった子どもたち(井ノ原・森田・三宅・岡田)が無条件に甘えられる場所(V6)の図が出来上がりすぎてて辛い。しかもそれが公式なんだからすごい。時には岡田がペットになったり三宅がペットになったりするけれど基本的にお父さんが坂本、お母さんが長野、長男が井ノ原、次男が森田、というのは変わらないらしい。本人たちが言っているので間違いない。

あと、ジャニーズ史上最高のシンメ(私説)・剛健とジャニーズ最古のシンメ(と言われている)・坂長が存在するのも大きな魅力だと思う。シンメってだけでときめく。これぞジャニヲタソウル。剛健も坂長もジャニーズでなければ絶対知りあわなかったような両極端にいる人物なのに、そんなふたりがシンメってもう本当に運命ってすごい。ジャニーさんまじでありがとう。

 

と、まあここまで5957字使ってわたしの思うV6の魅力について語ってきたわけだけれど、ここまで長い文章にお付き合いいただいて本当に感謝の言葉しかない。こんなに長々と書いたけれど、結局わたしはV6の魅力のほんの一部しか知らないのだと思う。きっと、まだたくさんわたしの知らないV6がある。20周年に向けて盛り上がるVヲタ界隈では、時にその魅力についてあまり気づかれたくないという声を聴くことがある。その気持ちはすごくわかるし、わたしだって内心そう思う面もある。わかる人にだけわかってもらえればいい、と。でも、こんなにたくさんの魅力のあるグループについてあまり知ってもらえないのはすごく寂しい。だから、このエントリーを読んで少しでも多くの人にV6に興味を持ってもらえれば、と思う。この記事を読んでくれているあなた、一緒に20周年を盛り上げていきませんか。

 

2014.11.26 追記

V6の紅白初出場が決まりました。心からおめでとうございます。V6が誇る最高のパフォーマンスを余すことなく披露して、その魅力に気づいてくれる人が1人でも増えますように。

 

 

 

 

*1:確かジャニーズWESTもV6と同じ9歳差だったような…??

ブロードウェイ・ミュージカル「ON THE TOWN」大阪千秋楽公演感想

噂のトニミュ、行ってきました。大阪は2日間だけだったので1公演しか入れなかったけど、公演が終わってから、青山劇場へ遠征しなかったことを激しく後悔しました。9月に初日を迎えてから、ファンみんながずーっと浮かれっぱなしだった理由が観劇してやっとわかった。本当に素晴らしいミュージカルだった。1公演しか行かなかった自分バカヤロー!!!!!

と、いうわけで以下あてにならない感想

ブーーっていうおなじみの音ではなく、チャイム音で舞台は幕を開けました(オリックス劇場が元からこうなのかOTT仕様なのかはわからないけれど)。いや、幕は開いたけど緞帳はまだあがらず。軽快な音楽が流れて、客席ではまだおしゃべりができるような感じです。緞帳には(恐らく)ニューヨークの街並みがシルエットで映し出されてて、客席を焦らします。ちなみにメモには汚い字で「オープニング吹きたい」って書いてた。

あ、ちなみにこの作品のストーリーは、24時間だけ上陸を許された水兵たちが…………自分で調べて??????(投げた)(最低)井ノ原さんの言葉を借りていうなら「一日で女ひっかけようぜ!」って話です。本当に。

緞帳があがって、水兵さんたちがニューヨークへ上陸するシーン。おなじみの「ニューヨークニューヨーク♪」です。「やっと来たんだぁ~~~♪」それわたしのセリフ!!!!!!!!!!!!!(8月からずーっと待ってたもん!)トニセンの3人が出てきて、歌って踊ってるの見て、本当に泣きそうになりました。なんでかわかんないけど。つり革持って地下鉄乗ってる振りつけ可愛い。アラフォーのおっさんたちだなんて信じない。あと、メモの1ページ目に「目が足りない」って書いてあったんだけど本当に足りない。どこ見たらいいの???どこも見たいよ????

この公演を迎える2、3週間ほど前から、「ひろしと結婚したい」病をこじらせてしまって、それはそれは大変ひどいひろしdr期を迎えていたわたしはもう頭の中ひろしだらけだったので公演中にとってたメモはさぞかしひどいだろうと……

本当にひどかった(愕然)。

チップ&ヒルディ

チップのシーンは基本的に悶え死んでました。かわいすぎ。肝心の歌だけれど、ひろしの高音すごく好きで、伸びもあってよかったと思うんだけど、低音がなぁ…っていうのが正直な印象。低音になると途端に歌詞が聴き取りづらくなっちゃうのが残念でした。でもすっごく可愛かったから問題なし!!!!!!!!!(盲目すぎ)チップのお相手、ヒルディは完全肉食系女子です。ああやってグイグイいけばひろしみたいな男つかまえられるの???おしとやかな女の子じゃなくてグイグイいく女の子になればいいの????ヒルディにせまられても「ミス・サブウェイ見つけなきゃいけないから…」っていうチップがただの長野博でわらった。すんごい防御かたい。どんだけヒルディが言い寄っても、だめ!っていう。でも最終的には「そうだよねぇ。尽くしたよねぇ。」ってミス・サブウェイ探しを放り出してヒルディに落ちちゃうチップ。クッションをギューってしたり四つん這いで後退したり、とにかくめっちゃ可愛かった!死んだ!

ジー&クレア

ジーのシーンは基本的にケラケラと笑わせてもらいました。見ながら「オジーってただの井ノ原快彦じゃん???????」ってなった。それくらいほんとうにはまり役だったよ。どこまでが台本でどこからがアドリブなのか全然わかんなかった。ピテカントロプスにオジーが激似だとクレアにパシャパシャ写真を撮られるシーンでのオジーのポージングがただの井ノ原でした。メモには「レディース11号」「夢中になりすぎ」とだけ書いてあって、そのコメントにジワジワきてます。「夢中に~夢中に~♪」ずっとこれ歌ってるから。夢中になりすぎなカップル。しかも超どうでもいいくだらない歌詞!(笑)このカップルが一番クレイジーでした。ピットキンっていう婚約者がいるのにオジーと過ごしたいクレアとそれを「わかるよ~♪」って許しちゃうピットキンがおもしろかった。ピットキンが不憫すぎて、ゲイビーよりもピットキンの幸せをずっと願ってました…。ルーシーとうまくやってるかなぁ…。

ちなみにこのオジー&クレアカップル、何気にいちばん好きなカップルでした。ふたりともこどもみたいで可愛かった。

ゲイビー&アイビィ

ゲイビーのシーンでは、オジーカップルのシーンで散々ケラケラと笑っていた客席だったのに坂本さんが歌いだした瞬間客席の一切の動きがすべて止まって、グッと引き込まれていったのがとても印象的でした。言わずもがな歌うまい。「こころはからっぽさ…」って歌うゲイビーが切なくて、抱きしめたくなった。わたしの胸においで???????

この作品ではメインのカップル(なはず)なのに、一番ふたりでのシーンが少なかったんじゃないかな??パンフレットで坂本さんが「チップもオジーもいちゃいちゃしてて楽しそう」みたいなこと言ってたけど、本当にこのカップルはいちゃいちゃが少なかったね。アイビィ見つけて約束までしたのに、結局デートできなかったゲイビーが可哀想すぎたけど本当にそういうところ坂本さんらしいなーって思った(ごめんね!)。最後のアイビィの「世界中のどんなことよりもあなたと一緒に旅をしたいの!(ニュアンス)」っていうセリフにグッっときました。現実はいろいろあるかもしれないけれど、もうそんなことどうでもいいの!っていう感じ。

 

で、チップとオジーはミス・サブウェイ探しはそっちのけで女とイチャコラしてるわけだけど、アイビィを見つけられなかった2人は、約束の時間になったとき、「ごめんね、ミス・サブウェイ見つけられなかった。」っていうんじゃなくて、それぞれお相手にアイビィのふりをしてもらって「ミス・サブウェイ見つけたよ!」ってゲイビーにいっちゃうところがトニセンっぽいなぁって思ったりした。なんだかんだ言いながらゲイビーに喜んでほしいチップとオジーめちゃくちゃキュートだったよ!

あと余談だけど、ゲイビーが「デートできる!!」ってタイムズスクエアのネディックスの店でアイビィを待ってるとき、浮かれすぎて近くにいる人たちに瓶のジュース(だよね?)をあげてるんだけど、どうしてもパピコにしか見えなくて……(笑)

 

と、まあいろいろ書きましたけど、MVPは間違いなくピットキン役の青山明さんだと思います。いやもう彼が主役でしょ???「わかるよ~♪」って歌うピットキンがぜーんぶ持っていっちゃった。心から彼の幸せを願っています。ルーシーとうまくやるんだよ……。

話変わって、幕間でのツイート。1幕を見た感想を4文字で上手に表せてるな、と我ながら思います。開演前に「わたしたぶん死ぬと思う」って言いすぎて、一緒に観劇した友達に「落ち着いて!?!??」って言われたんだけど、本当に死んだ。萌えの摂取量多すぎて死んだ。大量摂取しすぎた。

本当はひとつひとつのシーン、1曲1曲に感想を書きたいのだけれど、1公演しか入ってないから記憶が曖昧だし、メモも基本的に「かわいい」か「しぬ」しか書いてないからあてにならなくて、感想書こうにも書けないんだけれど、すべてはこの言葉に凝縮されてるのかな、と思います。

ミュージカルを見るのは本当に久々で、小学生のときに劇団四季を見て以来なんだけれど、本当にミュージカルっていいなって思った。高校3年間でミュージカルもどきを何度かやったことがあるので、そんな経験も影響してるのかなーって思ったり。常に音楽が流れてるって素敵!!!!特にこの作品は、もちろん切なかったり悲しかったりするシーンもあるけれど基本的にずっと楽しくて、もうずっと楽しいの!!!!!!!ほんとうに楽しいの!!!!!!(落ち着いて)ON THE TOWNは、かの有名なウエスト・サイド・ストーリーのバーンスタインが作曲なんだけれど(今作品の謳い文句でもあったね)、もうとにかく音楽が素晴らしい!メモの至る所に「吹きたい」って書いてあったんだけど、クラリネットアンサンブルが目立つ曲が結構多くて本当に吹きたいと思った。とにかくサントラ発売して??????

カテコは計6回でした。いや、数えてたんだけど途中でわからなくなったから他の人のレポみて知った。客席も熱かったなぁ。あんな拍手の音聴いたことなかった。これが千秋楽なのかぁと圧倒されました。カテコ3回目あたりでトニセンの3人よりそれぞれコメント。

誤字ものすごく恥ずかしい。こんな発言ができるということは、再演の可能性はなきにしもあらずってことなんだろうけれど、「続きはまたいつか…」ってことですかね。寂しい……。

似合ってたよ(笑顔)

客席がざわついた瞬間。

あと、「こうやって緞帳が上がる前に、3人でどんな話しようかって打ち合わせしてて、あぁトニセンっぽいなぁって思った。」「大阪のみなさんのノリのおかげで……」みたいなことも言ってくれてた。ありがとう。

ひろしはごめんね。何話してくれたのかあんまり覚えてない(最低)。でもすっごく可愛かったの!!!お辞儀するときひとりだけ手を横に広げてから膝に手をあてるの。すっごく可愛かった。あと緞帳が降りるギリギリまで手を振ってくれて、天使のように可愛かった。

カテコ見てて、いい信頼関係が築き上げられたカンパニーなんだなぁと胸が熱くなりました。わたしはたった1回しか見れなかったけれど、本当に素晴らしい作品でした。夢のような時間だった。この舞台が終わってしまうことがすごく寂しい。もっとずっと見ていたいし、もっとずっと上演し続けてほしかった。DVDになったりしないかな????しない????の????

もちろん、女性陣の歌声も素晴らしかったです。さすが、としか言いようがなかった。ヒルディーの歌声が一番好きでした。パワフルで力強かった!!!!あと、アイビィかわいすぎて死んだ。クレアは最高にキュートだった。

観劇する前は、これが約70年前の作品ってことでちょっと身構えてた部分があったんだけど、全然堅苦しくないし、難しくないし、古くない!!!トレンドは何十年周期っていうけれど、これもそういうことなのかな??一周回って新鮮でした。坂本さんが言ってたみたいに、もしもこの作品が再演される可能性があるのだとしたら、次は是非生のオーケストラの演奏で見たいです。もしも生オケでON THE TOWNやってくれるなら確実に2桁は見に行くね。とっても曲が素敵だったし、サックスのソロとか絶対生のほうがいいに決まってる!!!

ちなみに、一番悶えたのはナイトクラブのシーンでオジーが持ってきたショールで闘牛ごっこするチップでした。最高に可愛かった。牛好きすぎて牛になっちゃったの?????????

 

この街と、君に恋した24時間。

 

こんなキャッチコピーがつけられた作品でしたが、期待を裏切らない可愛さと素晴らしさでした。とにかく底抜けに明るくて、最初から最後まで楽しくて(ちょっと切なさもあるけれど)、難しいことを考えずに見れる舞台っていいなぁと思いました。ただ、よくよく考えると話がかなーりぶっとんでて(ポスターに一目惚れして相手をたった24時間で探し出そうとしてるんだよ??)、帰ってから調べてみると、これ第二次世界大戦中にできた作品なんですね。だからゲイビーたちはたった24時間しか下船できなくて、その24時間でどんなに無茶でもやりたいことをやろうとする。船に戻ったとき、その先の未来は保証されてなくて……あぁ切ない……。女性陣がいろいろと割り切っていたのも、そういった裏設定があったからかもしれないですね。それぞれのカップルの別れがあんなにあっさりしていたのも、彼らがニューヨークへ戻ってくることはないかもしれないってわかっていたからなのかなぁ。そう考えると切ないです。日本版なのでそんな設定はないかもしれないですけどね。

 

というわけで、最後は、終演後のこのツイートで締めたいと思います。

\やっぱり!!!!!/